薪になる木の話
- 1月28日
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工場で仕事をしていると、どうしても端材や、製品には使えなかった木が出てきます。
形が揃わなかったり、寸法が足りなかったり、突板として削りきれなかったり。突板や部材としての役目を終えた木です。
そうした木を、私たちは薪にしています。
実際に、薪として販売もしています。
薪というと、「余った木」「使い道のなかった木」という印象を持たれることがあります。ただ、現場で見ていると、少し違う感覚があります。製品にはならなくても、木としての力は、まだ十分に残っています。
乾燥させ、割り、保管する。
手間はかかりますが、火にくべたときの燃え方を見ると、木の質は正直に表れます。

私たちが販売している薪は、特別なものではありません。
薪専用に伐った木でもなく、見た目を揃えるために削ったものでもありません。
それでも、どの木から生まれた薪なのか、どんな工程を経てきたのかは、自分たちで分かっています。木材を扱う仕事をしていると、「最後まで使い切る」という言葉の重みを、日々感じます。
製品として使われなかった木も、薪として使われることで、最後に熱という形で役目を果たします。それは、木にとっても、無理のない終わり方のように思えます。
薪の販売は、私たちにとって副次的な仕事かもしれません。
ただ、木を扱う会社として、自然な流れの一つだと考えています。

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