薪になる木の話
- 1月28日
- 読了時間: 2分
更新日:6月19日

工場で仕事をしていると、どうしても端材や、製品には使えなかった木が出てきます。
形が揃わなかったり、寸法が足りなかったり、突板として削りきれなかったり。
製品としての役目を果たせなかった木たちです。
そうした木を、私たちは薪にしています。
実際に、薪として販売もしています。
薪というと、「余った木」「使い道のなかった木」という印象を持たれることがあります。
ただ、私たちは少し違う考え方をしています。
製品にはならなくても、木としての価値がなくなったわけではありません。
長い年月をかけて育った木には、まだ十分な力が残っています。
乾燥させ、割り、保管する。
手間はかかりますが、火にくべたときの炎や熱を見ると、その木が持っていた生命力を感じることがあります。

木を最後まで使い切る
HIROMEIでは、創業以来、天然木と向き合ってきました。
一本の木が育つまでには何十年もの時間がかかります。
だからこそ私たちは、その木をできる限り無駄にしたくありません。
突板になる木。
部材になる木。
そして最後は薪になる木。
形は変わっても、その木が持つ価値を最後まで活かしていきたいと考えています。
「木を成仏させる」ということ
私たちはよく、「木を成仏させる」という言葉を使います。
少し変わった表現かもしれません。
しかしそこには、木を単なる材料として消費するのではなく、
最後まで役目を持たせたいという想いがあります。
製品にならなかった木も、薪として使われることで、熱という形に姿を変え、人の暮らしを支えます。
炎となり、人を暖め、料理をつくり、人が集まる時間を生み出す。
それもまた、木が持つ大切な役割のひとつです。
薪の販売は、私たちにとって大きな事業ではありません。
けれど、木を扱う会社としては、とても自然な仕事だと思っています。
一本の木が生きてきた時間を無駄にしないこと。
その価値を最後まで活かし続けること。
それが私たちHIROMEIの考えるものづくりです。

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