柔らかい木と、硬い木について
- 1月29日
- 読了時間: 2分

木の話をしていると、「この木は硬いですか?」「柔らかい木のほうが扱いやすいですよね?」と聞かれることがあります。
たしかに、木には硬いものと柔らかいものがあります。
ナラやウォールナットのように、しっかりとした硬さを感じる木もあれば、
ラジアータパインやスギのように、刃物が入りやすい木もあります。
ただ、現場で木を扱っている感覚としては、
硬い=良い、柔らかい=劣るという単純な話ではありません。
柔らかい木は、加工がしやすい反面、傷がつきやすかったり、圧がかかると跡が残りやすかったりします。一方で、刃物の当たりが素直で、仕上げ方次第では、とてもきれいな表情を見せてくれます。
硬い木は、耐久性があり、形が安定しやすい反面、加工には手間がかかります。
無理をすると、刃物を傷めたり、木そのものに負担をかけてしまうこともあります。
どちらが優れているか、ではなく、どこで、どう使うか。
現場では、そこを一番大切にしています。
触れる場所なのか。衝撃を受けるのか。
長い時間、同じ形を保つ必要があるのか。そうした条件によって、柔らかい木のほうが向いている場合もあれば、硬い木でなければ成立しない場面もあります。
木の硬さは、性格のようなものだと感じています。
扱い方を間違えなければ、どの木も、それぞれの良さをきちんと発揮します。
柔らかい木と、硬い木。違いを比べることよりも、違いを理解して使うこと。
それが、木と長く付き合うための一番の近道なのかもしれません。




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