「最近、ナラ材の話をする機会が増えました」
- 1月28日
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最近、打ち合わせの中でナラ材の話が出ることが増えました。
「ナラって、前より高くなってますよね?」そう聞かれることが多くなっています。
実際、ナラを含む広葉樹材は、ここ数年で価格が上がっています。
理由はいくつもありますが、現場にいる感覚としては、「急に上がった」というより、「戻らないまま定着してしまった」という印象に近いかもしれません。
ウッドショックと呼ばれた時期をきっかけに、木材の流れそのものが変わりました。
輸入材が入りにくくなり、国産材に注目が集まり、結果として需要と供給のバランスが崩れたまま、今に至っています。
ナラ材は家具や内装など、使われる場面が多い木です。
その分、少しの価格変動でも、加工や設計の現場では影響を受けやすくなります。
「前と同じ感覚で使えなくなった」そんな声を聞くこともあります。
ただ、価格が上がったからといって、木の価値そのものが急に変わったわけではありません。材料としての性質や表情、扱い方の難しさは、以前と何も変わっていません。
変わったのは、木を取り巻く環境のほうです。
私たちの現場でも、ナラ材に限らず、「本当にこの材料を使うべきか」「別の選択肢はないか」と考える場面が増えました。価格を見るというより、使い方や量、タイミングを含めて、改めて向き合うようになっています。

木材の価格は、これからも上下を繰り返すと思います。ただ、材料とどう付き合うかは、価格だけでは決められません。
ナラ材が高くなった、という事実の裏で、私たちはもう一度「木をどう使うか」を考える時期に来ているのかもしれません。




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