

経年変化を好きになれる木
木は、使い始めたときが完成ではありません。 時間とともに、少しずつ表情が変わっていきます。 色が深くなったり、艶が落ち着いたり。 触った跡や、小さな傷が残ることもあります。 そうした変化を、「劣化」と感じるか、「味わい」と感じるかは、 木との付き合い方次第なのかもしれません。 経年変化を好きになれる木には、共通点があるように思います。 もともとの表情が強すぎないこと。 仕上げが主張しすぎていないこと。 時間の変化を、受け止められる余白があること。 新品のときに完璧すぎるものは、少しの変化が気になってしまいます。 一方で、最初から少しだけ余白のある木は、使いながら、だんだんと馴染んでいきます。 現場では、「何年後に、どうなっているか」を想像しながら材料を選ぶことがあります。 今きれいかどうかよりも、使われ続けたときに、違和感が出ないかどうか。 経年変化を好きになれる木は、長く使われます。 そして、気づいたときには、生活の一部になっています。 木は、変わる素材です。 だからこそ、その変化を受け入れられるかどうかが、 木選びの大事なポイントなのだと思い
1月29日


「最近、ナラ材の話をする機会が増えました」
最近、打ち合わせの中でナラ材の話が出ることが増えました。 「ナラって、前より高くなってますよね?」そう聞かれることが多くなっています。 実際、ナラを含む広葉樹材は、ここ数年で価格が上がっています。 理由はいくつもありますが、現場にいる感覚としては、「急に上がった」というより、「戻らないまま定着してしまった」という印象に近いかもしれません。 ウッドショックと呼ばれた時期をきっかけに、木材の流れそのものが変わりました。 輸入材が入りにくくなり、国産材に注目が集まり、結果として需要と供給のバランスが崩れたまま、今に至っています。 ナラ材は家具や内装など、使われる場面が多い木です。 その分、少しの価格変動でも、加工や設計の現場では影響を受けやすくなります。 「前と同じ感覚で使えなくなった」そんな声を聞くこともあります。 ただ、価格が上がったからといって、木の価値そのものが急に変わったわけではありません。材料としての性質や表情、扱い方の難しさは、以前と何も変わっていません。 変わったのは、木を取り巻く環境のほうです。 私たちの現場でも、ナラ材に限らず、「本
1月28日


突板とは?
突板とは?
1月28日
