経年変化を好きになれる木
- 1月29日
- 読了時間: 1分

木は、使い始めたときが完成ではありません。
時間とともに、少しずつ表情が変わっていきます。
色が深くなったり、艶が落ち着いたり。
触った跡や、小さな傷が残ることもあります。
そうした変化を、「劣化」と感じるか、「味わい」と感じるかは、
木との付き合い方次第なのかもしれません。
経年変化を好きになれる木には、共通点があるように思います。
もともとの表情が強すぎないこと。
仕上げが主張しすぎていないこと。
時間の変化を、受け止められる余白があること。
新品のときに完璧すぎるものは、少しの変化が気になってしまいます。
一方で、最初から少しだけ余白のある木は、使いながら、だんだんと馴染んでいきます。
現場では、「何年後に、どうなっているか」を想像しながら材料を選ぶことがあります。
今きれいかどうかよりも、使われ続けたときに、違和感が出ないかどうか。
経年変化を好きになれる木は、長く使われます。
そして、気づいたときには、生活の一部になっています。
木は、変わる素材です。
だからこそ、その変化を受け入れられるかどうかが、
木選びの大事なポイントなのだと思います。




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