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なぜ木材はクレームが起きやすいのか

  • hiromei
  • 7 日前
  • 読了時間: 2分



―木が悪いわけでも、人が悪いわけでもない話―

木材を扱っていると、どうしても避けられないのが「クレーム」の話です。

反った、割れた、色が違う、木目が思っていたのと違う。こうした声は、木材業界では珍しくありません。

ではなぜ、木材はこんなにもクレームが起きやすい素材なのでしょうか。



理由① 木は「完成した素材」ではない

多くの工業製品は、出荷された時点で性能がほぼ固定されています。

でも木材は違います。

木は、伐採されて加工された後も湿度や温度に反応し続ける素材です。

つまり、納品された瞬間がゴールではなく、そこからも状態が変わり続ける

この性質が、「使っているうちに変わった」という不満につながりやすくなります。



理由② 写真やサンプルと“完全一致”しない

木目、色、節。天然木には、同じものが一つとしてありません。

しかし

  • Webの写真

  • 小さなサンプル

  • 展示品

これらを基準にすると、どうしても完成品とのギャップが生まれます。

このズレが「思っていたのと違う」というクレームになりやすい。



理由③ 「木だから仕方ない」が伝わっていない

業界では常識でも、使う側にとっては初めてのこと。

  • 多少の反り

  • 色ムラ

  • 経年変化

これらを事前に知らないまま使うと、後から不満に変わります。

クレームの多くは、不具合というより説明不足が原因です。



理由④ 木は“正解が一つじゃない”

金属や樹脂なら「規格内かどうか」で判断できます。

でも木材は

  • どこまで許容するか

  • どこから問題とするか

その線引きが、使う人・作る人によって違います。

この「基準の違い」が、トラブルを生みやすくします。



クレームを減らすために大切なこと

木材のクレームをゼロにすることは、正直かなり難しい。

でも減らすことはできます。

  • 木の性質を、先に伝える

  • メリットだけでなく、弱点も話す

  • 「変化する素材」だと理解してもらう

これは逃げではなく、信頼関係をつくるための前提です。



まとめ

木材は、扱いにくい素材だからクレームが多いのではありません。

生きていた素材を使っているという事実が、うまく共有されていないこと。

そこに、多くのトラブルの原因があります。

木の性質を理解したうえで使えば、木材はとても魅力的で、長く付き合える素材です。

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